ナイター飯塚オートのGⅡ「オーバルチャンピオンカップ」は29日に4日目を開催し9~12Rで準決勝戦が行われた。

 9R準決勝戦は地元の重鎮・浦田信輔(48=飯塚)が1着、2着にはレジェンド・高橋貢(50=伊勢崎)が入線。続く10R準決勝戦は永井大介(45=川口)が上がり3秒325の好タイムをマークして快勝を収め、加賀谷建明(43=川口)が続いて川口勢でのワンツー決着だった。

 11R準決勝戦は地元の有吉辰也(45=飯塚)が持ち前の好スタートを決めて制し、若井友和(47=川口)が巧みに鈴木圭一郎(27=浜松)をブロックして2着を確保。25期コンビで優出を決めた。最終12Rは内寄りの位置を最大限に生かした地元の辻大樹(41=飯塚)がシリーズ初白星を挙げ、篠原睦(44=飯塚)が荒尾聡(40=飯塚)の猛追をしのいでの2着で勝ち上がりに成功した。

 準決勝戦は4個レースすべて10メートルオープンで実施されたが、30日の最終日に争われる頂上決戦は0メートルオープンでの激突。枠番は次の通り。

1 浦田信輔
2 有吉辰也
3 永井大介
4 辻大樹
5 加賀谷建明
6 篠原睦
7 若井友和
8 高橋貢

 連日、上位の上がりタイムを計時して4戦3勝、3着1回の好成績でベスト8に名を連ねたのはダブルグランドスラマーの永井。今大会は初日にいきなり3秒327の破格の上がりタイムで1着を飾り上々の滑り出しを見せる。

 2日目は「タイヤのチェンジミス」としながらも3着で車券にはしっかり貢献。準々決勝戦、準決勝戦は鋭いスタートからスピードに乗った速攻を鮮やかに決めての連勝劇だ。「(好タイムが出た)初日と比べても手前、直線、伸びとどれもいい。気になるところもない。スタートしてからも伸びていってくれた」とマシンには確かな手応え。

 最後も永井らしい鋭いスタートからの全速戦でGⅡ14回目の優勝を手に入れる。