伊勢崎オートのGI「開場45周年記念シルクカップ」は10日、第12Rで優勝戦を行い、青山周平(37=伊勢崎)が見事な速攻劇で制し、連覇を達成した。GIは17回目、通算では70回目の優勝となった。

 青山は10線7車並びの大外。内にはスタート巧者もおり、隣の早川清太郎は試走3・26の一番時計。強敵はそろっていたが圧巻のスタートでケリをつけた。「(スタートは)びっくりした。すごい切れて、1周3角を先頭で帰ってきて、笑っちゃうくらい展開が良かった」と強烈な伸びを見せ内7車をのみ込み、2コーナーで2番手、3コーナーで逃げる0線・渋沢憲司を抜く。その後はスピードを生かして独走態勢を築き、後続を振り切った。

 この快勝劇はスタートだけでなく「整備して今節の中では一番良かった」とマシンが仕上がっていたのも大きい。

 これで大会連覇。大活躍を見せた昨年の再現を予感させる。「スーパースター(王座決定戦)で優勝して、年頭で勝てることができ、これ以上ない結果と思う。でも気を緩めることなく、(すぐに)川口でレースがあるので一生懸命頑張りたい」と浮かれることはないが、破竹の勢いは今年も止まりそうにない。