伊勢崎オートのGI「開場45周年記念シルクカップ」は9日の4日目、9~12Rで準決勝戦を行った。

 12Rに出走した青山周平(37=伊勢崎)は好スタートを決め1コーナーは4番手につける。3周1コーナーで2番手に上がり、前を走る西原智昭(42=伊勢崎)を追う。道中で仕掛けるが抜けず、2着で優出を決めた。

「リングを替えたり整備したけど、西原さんが速かった。これでは足りない。直線で走路をかいていく感じがない。シリンダー、ピストンを点検する」と、整備も視野にマシンの底上げを目指す構え。

 昨年は、この大会を制し、そこから1年間安定した走りで結果を残し、3年連続となる賞金王になった。今年も同じように結果を出し勢いをつけたいが「連覇への意識はない。今回はチャレンジャーの気持ちです」と連覇へ色気はない。

 機力の上積みが先決のよう。狙い通り仕上がればチャンスは十分ある。10日の優勝戦、まずは試走の動きに注目したい。