伊勢崎オートのGI「開場45周年記念シルクカップ」は8日の3日目、準々決勝戦を行った。10Rでは平田雅崇(40=川口)が今節初勝利を挙げ、9日(4日目)の準決勝戦に駒を進めた。

 6番車から枠なり発進だったが、序盤で内から前線を突破。4周回で先頭に浮上し、勝利を挙げた。「1着はすごいうれしい。よくできましたって感じです」と笑う。

 それだけマシンに手応えを感じ取っている。「2日目は力がない感じがして(3日目の)朝練も調整したけど変わらなかった。なのでリングを替えました。力が出ましたね。試走も前の(高橋)義弘に流れ込みで追いつく感じがあった。それに跳ねもないので、いいです。言うことはありません」と仕上がりは文句なしだ。

 前日まで6、5着と精彩を欠いたが、マシンは一変。状態良く準決勝戦に臨める。「あとはスタートですね。最近うまくいかないこともあるので、練習して自信を持っていきたい」と対策を施し万全を期す構え。信頼度高い愛機のパワーを生かし、しっかりスタートを切り優出を決めたいところだ。