川口オートの「スーパースターフェスタ2021 SG第36回スーパースター王座決定戦/スーパースターシリーズ戦 平尾昌晃杯」は29日、3日目を行った。
 
 トライアル戦の11Rは伊藤信夫(49=浜松)が好スタートから主導権を奪い、青山周平(37=伊勢崎)の猛追を振り切り今節初勝利。

 12Rは波乱となった。4周回で若井友和(47=川口)と早川清太郎(39=伊勢崎)が接触し早川が落車。そのあおりを受け鈴木圭一郎(27=浜松)も落車するアクシデント。若井も7周回に自落と3人がゴールできない状況に。そんな中、トップスタートを決めた黒川京介(23=川口)が独走態勢を築き快勝、トライアル戦3走目でうれしい初白星を挙げた。

 上がりタイム3・327秒は「自己ベスト」の好時計。「抜群のスタートが切れた。エンジンの仕上がりは95点くらい」と合格点の仕上がり。トライアル戦は初出場ながら、ここまで2、2、1着。「自分でもびっくり」の好結果を残す。エンジン、スタートと不安皆無なら4日目の最終トライアル戦も快走に期待だ。

 一方、鈴木は「(落車も)体は大丈夫。スタートで行かないとレース足がないですね」と振り返る。「フレームは交換。ハンドルも替えると思う。まずは普通に乗れるようになれば」と整備に着手するが不安を吐露する。まずは試走の動きに注目したい。