川口オートの「スーパースターフェスタ2021 SG第36回スーパースター王座決定戦/スーパースターシリーズ戦 平尾昌晃杯」は28日、2日目のレースを行った。トライアル戦11Rは鈴木圭一郎(27=浜松)が好スタートを決め主導権を奪い逃げ切り、連勝をマークした。

 開幕前はスタートの不安を口にしていたが初日、2日目と切れは良く「最近の中ではいい」と感触はまずまずだ。ただ「まだ(スタートして)浮くので練習で修正したい」と完璧な飛び出しを求める構え。マシンについては「初日に比べて物足りない」と満足しておらず、ひと調整を加え、パワーアップを狙う。ただ1人連勝を決め戦線をリードしているだけに、3日目も結果を出してトライアル戦トップ通過への足がかりにしたい。

 もう一つのトライアル12Rは7番車の永井大介(44=川口)が1着。初日の8着から巻き返した。「スタートも切れたし直線の推進力が良くなった」と機は良化し、表情は明るい。

 一方、3番車の青山周平(37=伊勢崎)は3着。この日は4番車の黒川京介(23=川口)と永井に先行される展開となり、追走いっぱいで終わったが「スタートは集中していったけど、もっと集中していた人がいた。でも切れは悪くない」(青山)と心配はなさそう。だが「乗りづらい」と漏らし、マシン面での修正は必要だ。