川口オートの「スーパースターフェスタ2021 SG第36回スーパースター王座決定戦/スーパースターシリーズ戦 平尾昌晃杯」は28日にトライアル2戦を終了した。

 最終レースが完全なナイター戦で行われるようになってからトライアル攻略ポイントとして挙げられるのは、本番の時間帯を見越して、いかに合わせるかだ。2日目は試走タイムが良くても、本番で気配サッパリの選手が続出した。11Rの発走は16時20分で12Rの発走は17時05分。車券の発売時間が他のレースよりも長く、「試走は良かったけど…」と嘆く選手も多いのだ。

 初戦で試走3・26の好タイムを出した有吉辰也(45=飯塚)は「試走はすごい良かったけど、レースになると全然、変わってしまった」とボヤいた反省点を生かし、2日目に好転させたクチだ。

 2日目は11Rに出走し、鈴木圭一郎(27=浜松)には行かれたものの、2番手追走から2着を確保し、ポイントアップに成功した。「初日は時間帯に合ってなかったので、2日目はそのままの状態でいったら良かったですよ。前にそこまで離されることもなかったし、総合的にみていいと思う」と、ズレをしっかり修正できたのは強みだ。

 3日目11Rの枠番抽選では赤玉を引き、またしても好枠をゲット。スタートは問題なく切れており、永井大介(44=川口)、青山周平(37=伊勢崎)ら屈指の速攻派を相手にどこまで激しい先陣争いを繰り広げるか見ものだ。