山陽オートのミッドナイトレースが3日、4日間開催の幕を開ける。浜松SG「第53回日本選手権オートレース」と同時開催のためS級は不在だが、力量接近で好配当も望めそうなシリーズだ。

 注目されるのは、前節の山陽昼間開催で今年2回目の優勝を飾った佐藤大地(24=浜松)。4戦3勝2着1本のオール2連対と内容も上々だった。「優勝戦は調整が行き過ぎたのか、重い感じだった」と振り返ったが、それでも勝ち切る勝負強さを見せた。

「山陽の消音マフラーは初めて。飯塚で以前、ミッドナイトを走ったけど、その時は状態が良くなかったのでデータが取れていない」

 山陽ミッドナイトは初参戦だが、前節の勢いそのままに連続Ⅴを目指す。

 地元のランク最上位は春本綾斗(31=山陽)だが、こちらは前節の伊勢崎で8、7、7、7、3着と苦戦。「伊勢崎は良くなかった。ドドドまできた」と前検気配もひと息。地元でどこまで立て直しなるか。

 シリーズに花を添える紅一点は高橋絵莉子(25=伊勢崎)。こちらも前節の地元ナイターでは3日目の雨で1勝を挙げているが、良走路は8、3、8着と苦戦。「寒くなってきてエンジンを合わせ切れていない。最終日も調整が逆だったみたい。山陽のミッドナイトは今回で2回目。前回のデータを見てみます」と山陽ミッド攻略に余念がなかった。