30日、川口オートの普通開催初日9Rで1周回4コーナーにおいて4車が落車する事故が発生した。

 この事故で、5番車で出走していた佐藤正人選手(川口)が後続車と接触。川口市内の病院に救急搬送され、必要な処置が施されたが手当の甲斐なく、右側胸部外傷により18時32分、死去(殉職)した。享年51。佐藤選手は1991年6月28日選手登録の22期。これまでの優勝は2回。オートレースでの殉職者は95人目で、落車による殉職は2012年1月15日の故・坂井宏朱さん以来。

 JKA・笹部俊雄会長は「佐藤選手の突然の訃報に接し、非常に驚いております。ご家族皆さまのご心痛いかばかりかとお察し申し上げますとともに、在りし日のご活躍をしのび、心からご冥福をお祈り申し上げます。このような痛ましい事故が起きないよう、改めて関係者一同で努力してまいります」とコメントした。