浜松オートのGⅡ「ウィナーズカップ」は6日、幕を開けた。初日のマスターズ予選は中村雅人(40=川口)、荒尾聡(40=飯塚)、佐々木啓(48=山陽)らが1着を奪取した。

 一方、ライジング予選では12Rで鈴木圭一郎(26=浜松)が一番時計で快勝。また34期の新鋭も活躍し、佐藤大地(24=浜松)とともに好発進を決めたのが女子レーサー・松尾彩(33=山陽)だ。

 8Rでは、同期・深谷俊太(30=浜松)の猛追をしのぎ逃げ切った。「1着が取れてホッとしている」というが笑顔はない。「道中で1度フロントを滑らせて『うわっ、後ろがくる』と思いました。でも、後ろがこなくて良かった。毎周、コースがバラバラで張ってたりしたので…」と反省を口にする。「熱走路とハンデ位置に助けられた感じです。今日の内容は40点くらい」と辛めの自己採点だ。

 ただ「エンジンはいい。タイヤも、もう1走は使えそう」とマシンの状態は上々。「このハンデ位置と熱い走路なら1着を取るのは最低限と思っています。でも、もっと中身の伴った1着を取りたい」と、ミスのない納得いく走りでの白星ゲットを誓った。