飯塚オートのナイターSG「第35回全日本選抜オートレース」は23日が2日目。二次予選が争われる。

 初日オープニングの1Rを制して上々の滑り出しを決めたのが鈴木宏和(34=浜松)。10メートルオープンということもあってか、トップスタートとはいかなかったが、5枠から1コーナー3番手につけると、3周回でトップに立って押し切った。

 白星はもちろんうれしいが、一番の収穫は懸念材料だった跳ねを解消できたこと。このところずっとタイヤの跳ねに苦しみ、満足なレースができなかったが前検日に施したフォーク交換で気配が一変した。

「フォークに不具合があったので、交換したら跳ねが解消できた。練習からすごく感じ良かった。エンジンのベースも悪くない」

 年末のスーパースター王座決定戦トライアル出場を見据え「SGポイントが欲しいので優出したい」と強く望む大会で、足周りの不安がなくなったことは大きなプラス材料だ。