川口オートのナイターGI「第45回キューポラ杯」は27日の3日目、準々決勝戦を行った。5Rで2着に入り、準決勝戦進出を決めた掛川和人(51=川口)。この日からハンデが10メートル重化し最重ハンデとなったが、好スタートで好位置につけ、粘り込んだ。

「良くて使っていたタイヤだけど、5、6走目だったのもあって、突っ込む手前で滑ってきて突っ込めなかった」という。ただ、マシン自体は「いいですよ。スタートして出て行くし、手前からいい」と感触は上々だ。

 前節の伊勢崎SG・オートレースグランプリで落車したこともあり、今節から「チッチ07」に乗り換えた。それも奏功した形で「元々、このエンジンも良かった。でも前回落車しなかったら、今節このエンジンは乗っていなかったと思う。結果的に、いい流れになってるのかな」と笑顔を見せる。

 この大会は1995年、98年とGⅡだった時に2度優勝しており、相性はいい。「タイヤは替えるけど、一度使って跳ねなかったし、大丈夫と思う。プレッシャーはないし、無心でスタート切っていくだけです」と色気を出さず、無欲で優出を目指す。