飯塚オートのGⅡ「ミッドナイトチャンピオンカップ」は29日、予選2日目を開催する。

 業界初のミッドナイトグレード戦初日(28日)は、全レース良走路で争われ、主力の7枠勢では丸山智史(34=山陽)、有吉辰也(45=飯塚)の2人が白星発進。ミッドナイト連続Ⅴを目指す中村杏亮(25=飯塚)もブッチ切りの快勝で最終9Rを締めくくった。

 このほかでは、前節のミッドナイト準Ⅴの前田淳(44=山陽)も1着ゴールを決めて引き続き好ムード。今大会〝紅二点〟の佐藤摩弥(29=川口)、岡谷美由紀(36=浜松)は佐藤7着、岡谷5着と苦戦。それぞれパーツ交換に着手しており2日目の巻き返しが注目される。

 好相性のミッドナイトで初日に上昇気配を見せていたのが5Rで2着の森谷隼人(40=川口)。3車並びの最高ハン(30H)最インから鋭いスタートを決めると20H2車を一気に叩く好展開を築き、4周1コーナーでトップに立った。

 最終回(6周目)1コーナーで丸山にかわされ惜しくも白星は逃したが、「ドドドもくるし、パッとしない」と語っていた前検日を思えば状態は決して悪くない。

「スタートが切れたし、展開もつくれた。エンジンもそこまで悪くない。先(の伸び)が弱いので電気位置を調整して練習してみます」と整備の方向性もつかめており、2日目はさらなる上積みも望めそうだ。