ナイター開催の伊勢崎オートのGⅡ「稲妻賞」は24日、予選の2日目を行った。

 その5Rで3着に入った緒方浩一(36=山陽)。1着奪取とはならなかったが、表情は明るい。「同郷の某先輩にアドバイスをもらって、ヘッド周りの調整をしたら良くなりました。雨想定でヤマの高い(溝が深い)タイヤをつけていったのもあるけど、試走は『どうかな』と思った。でもレースは進む感じがあって、特に後半が良かった」と、いい変化が出てきた。

 近況は感触が良くなく、今節の前検時も「タイムが出ないし車速がない。夢で見たセッティングをやってみようかな。神様のお告げと思って」と話すほど、調整が実らず苦心していた。

 だがこの日「3節ぶりに、やっと(エンジンが)普通になった」とマシンに手応えを感じ取ることができた。「うれしい。先輩のおかげ。神様は意外に身近にいましたね」と笑顔が出る。

「この状態を崩さないように引き続き、調整します」と、25日3日目の準々決勝戦に向け、更なる機力アップを狙う。