伊勢崎オートの「第43回東京スポーツ杯」は20日の2日目、準決勝戦を行った。

 その準決勝戦の9R、渋沢憲司(41=伊勢崎)は好スタートで10線の先手を奪取。逃げる深沢悟(45=伊勢崎)を序盤でかわし、後続を振り切り1着。優出一番乗りを決めた。

 今節は下周りの整備を敢行。それが奏功し「止まりが良くなった。1人で乗る分にはいい」とマシンは好感触だ。前節からハンデ位置が軽化。今は最重ハンデの20メートル前だ。「それまで7、8着ばかりとか、成績がすごく悪かったわけではないのに…。軽くなったことが悔しかった」。ハンデが前に出たことは〝屈辱〟だった。

「逆にやる気のスイッチが入りました。次節、ハンデが戻ってもいい。というか、しっかり勝ち切って戻るのが理想」と気合十分。「エンジンはいい。チャンスはあると思う」とキッパリ。再度、快速を披露して優勝するつもりでいる。