ナイター開催の飯塚オート特別GⅠ共同通信社杯「プレミアムカップ」は4日目(20日)後半9~12Rで準決勝戦(湿走路)が争われ、最終日(21日)の12Rで行われる優勝戦(0メートルオープン、4100メートル)に出場するメンバーが決まった。

 地元でプレミアムカップ初制覇を目指す荒尾聡(39=飯塚)は準決勝戦12Rを1着で勝ち上がったが「下周りを整備したけど現状維持。悪くないが変な音がする。音がおかしいのが気になるのでシリンダー周りを点検」と再度、立て直しへ。
 
 今月7日の川口開設記念に続くGⅠ連続Ⅴとプレミアムカップ2度目の優勝がかかる有吉辰也(45=飯塚)は「練習で重く感じたのでキャブを初日の状態にしていった。レースは良かった。走路が回復するようなら重くならないように合わせたい」と調整に余念がなかった。

 昨年に続きプレミアムカップ飯塚ステージ連覇に挑むS1・青山周平(36=伊勢崎)は「スタートが良かったし、レースは雨の量が増えてどうかなと思ったけど、自分なりにうまく乗れた。エンジンもまずまず。2日目が終わって(クランク)ケースを替えて、以前の雰囲気が出てきた。全体的に上積みがあった。合えばもっと出ると思うので、またセッティング」と、さらなる底上げへ意欲満々だった。

 一方で、準決勝戦9Rに臨んだ女子レーサー・佐藤摩弥(28=川口)は3着と、優出へあと一歩届かなかった。この日もコンマ08の好スタートを決め2番手につけていたが、4周回に佐々木啓(47=山陽)に逆転を許した。

「走路的なものですかね…。ちょうどいいところで滑って、向きが変わりにくかった。エンジンはキャブ、電気位置を調整していったけど、やったことは良かったと思う。走路状態が回復しても、このまま練習してみます」。ベスト8入りはならなかったが、連日にわたりスタートは切れており、最終日も好レースを期待したい。