川口オートのGI「開設69周年記念グランプリレース」は3日、開幕。今大会はS1・青山周平(36=伊勢崎)と先月の浜松で行われたSG「全日本選抜オートレース」で準優勝の鈴木圭一郎(26=浜松)が参戦する。

 青山はそのSG優勝戦、トップスタートを決め首位を快走していたが3着に終わった。「浜松は跳ねて乗りづらかった。エンジンも悪くないけど少し足りない部分もある」と振り返った。今回は「新品のヘッドを入れてみる予定」とパーツ交換で上積みを図る。マシンのベースはいいだけに、これがハマればさらにスピードが出そうだ。

 鈴木も「クランクを替えました」と整備に着手した。SGで使用したクランクは悪くないが「傷が入っているので」と交換した。初日の試走の動きは要チェックだ。

 地元勢では前回覇者の若井友和(47=川口)に注目したい。浜松のSGでは優出を決めた。結果はスタート不発で8着に終わったが「車は悪くなかった。マシンが安定しているのは大きい。一番はドドド(跳ね)が少ないこと」と愛機に関しては不安要素はない。しっかり合わせて好発進を目指す。