【浜松オート・SG全日本選抜】荒尾聡が大会初制覇「嫁さんにいいプレゼントができたかな」

2021年02月23日 19時42分

大会初制覇の荒尾は胴上げされ満面の笑み

 浜松オートのSG「第34回全日本選抜オートレース」は23日の最終日、優勝戦が行われ、荒尾聡(39=飯塚)が大会初制覇を決めた。SGは5回目、通算では63回目の優勝。同一大会5連覇を目指した鈴木圭一郎(26=浜松)は2着、SG全冠制覇を狙った青山周平(36=伊勢崎)は3着に終わった。

 勝者は記録がかかった鈴木や青山ではなく、荒尾だ。鈴木はスタートで出遅れ、青山が1角先手を取り逃げる。伊藤信夫(48=浜松)2番手につけ、荒尾は「ちゅうちょしてしまった」と5番手からの攻め。だが3コーナーで、すぐさま3番手に上がり「音を聞かせないよう、警戒させないようにしてチャンスをうかがった」と青山と伊藤の争いを冷静に見て走った。

 7周1コーナーで青山の内側が少し空き、その隙間を見逃さず鋭く差し込み、2車まとめて抜き先頭に立ち、そのまま振り切った。序盤の素早い攻めや、首位を奪取した2車抜きは「エンジンは良かったので行けた」とマシンが仕上がっていた証拠だ。

 だが勝てたのはそれだけではない。「経験値はあるし、今までガムシャラにやってきた分、冷静に走れている」。今年で40歳。幾多の大舞台での戦いが糧となり、巧みなさばき技と勝負どころを逃さない決定力を持ち合わせた最強の選手になった。

 前検日(18日)が9回目の結婚記念日だった。「嫁さんにいいプレゼントができたかな」と笑う。

 次走の予定は来月17日に開幕する飯塚での特別GI・プレミアムカップ。「勝った後が大事。買いやすい選手を目指し波をつくらないようにしたい」と、地元での凱旋レースに向け気を引き締めた。

関連タグ: