浜松オートのSG「第34回全日本選抜オートレース」は20日、予選の2日目を行った。

 初日好発進を決めた地元の鈴木圭一郎(26=浜松)は、この日の11R、2周回でトップを奪う鮮やかな速攻で快勝。上がりタイムも3・354秒と好時計で連勝をマークした。

 レース後は「今日の方がいいですね。進んでいるし風の影響もない」と手応えを感じている。「ヘッド周りを少し調整して、いい音も出た。さばいていく感じもスムーズに行けた」と上積みに成功し実戦足もいい。

 だが欲もある。「スタートで出て横が見えた。コーナーは、かませて行けただけ。クラッチを扱います」と今以上のスタート鋭発を狙う。

 青山周平(36=伊勢崎)は12Rを制し、こちらも連勝を決めたが「悪くないけど伸びが少し足りない」と感触はいまひとつ。

「それに跳ねというか、ゴツゴツして乗りにくい」と足周りにも不満材料が残る。「乗りにくいのが直れば、エンジンも変わると思う」。課題をクリアし、万全の状態で21日の準々決勝戦に臨みたいところ。まずは試走に注目だ。