伊勢崎オートのGI「開場44周年記念シルクカップ」は7日、開幕した。徐々に風が強くなった初日。12Rでは青山周平(伊勢崎=36)が自在にさばいて人気に応え、2021年の初戦を白星で飾った。「とりあえずいいと思う。今年1走目で頭を取れて最高です」と表情は明るい。

 また、早川清太郎(伊勢崎=38)に高橋貢(伊勢崎=49)も結果を出した。外来勢では荒尾聡(飯塚=39)、中村雅人(川口=39)、浦田信輔(飯塚=47)、佐藤貴也(浜松=35)らが好スタートを決めた。
 その中で伊藤信夫(浜松=48)も今年の初戦で1着と好走を見せた。

 初日の4Rは3周回で先頭に立つ素早い攻めを見せた。その要因はスタート。1周の1コーナーで4番手につける〝弾丸S〟を決めた。

「デキ過ぎ」というスタートを笑顔で振り返った。昨年末、川口で行われたSG・スーパースター王座決定戦ではスタートの出が悪く苦戦。前検でも「反省点はそこです。もう少し、切れれば面白いところはあったと思う」と、クラッチの部品を交換して臨んだ初戦だった。

「自分はいい時はスタートを切ってから(1コーナーまで)伸びていくタイプ。今日はいいのがいけた」と会心だった。
 エンジンは「風や湿度のせいで少し重かったけど、いいと思う」と昨年から安定していい動きを見せる。

 当地は昨年8月のSG・オートレースグランプリを制覇、前回の11月にもVと相性はいい。8日の2日目も連勝へ期待が持てる。