川口オートの「スーパースターフェスタ2020 SG第35回スーパースター王座決定戦」は31日、12Rで王座決定戦が行われ、青山周平が(伊勢崎=36)が10周回を押し切って連覇を達成。昨年に続き賞金王に輝いた。

 史上初の女子SGウイナーに挑んだ佐藤摩弥(川口=28)は中盤まで奮闘したが、終盤に後退して8着。レース直後のサトマヤの様子と青山の前に屈した他の敗者の談話をお届けしよう。

 2年連続ファイナル進出を果たした佐藤は、落車後の一戦でもエンジン状態は上々で「車は悪くないし、跳ねもなかった」と振り返った。

 スタートで3番手につけて好位を確保。抜群の速攻力はやはり健在だった。道中は中盤まで中間着で粘っていただけに「5着は取れそうだったので8着は悔しいですね」と冷静に語った。2年連続で大みそかの最終決戦まで残る節間通しての奮闘に「上出来です」と安堵の笑みも浮かべていた。

 年々経験値を積み重ねており、2021年の更なる飛躍、そしてオート界初の偉業達成も期待させるだけの内容だった。


 ★2着・鈴木圭一郎 シリンダー、ピストン、リングを替え良くなっていたけど、エンジンは青山さんとはどっこいどっこいだった。

 ★3着・荒尾聡 2人重なっていると厳しい。でもエンジンは一番良くなっていた。

 ★4着・早川清太郎 スタートで後手を踏んだ。あの混戦をかいくぐるまでにはいかなかった。

 ★5着・佐々木啓 今節の中でエンジンは一番良かった。まだまだやれると感じた1年だった。

 ★6着・伊藤信夫 今節の課題はスタートでしたね。エンジンはいい状態と思う。

 ★7着・金子大輔 一人で走るには余裕があった。前が混み合っていて抜けなかった。