川口オートの「スーパースターフェスタ2020 SG第35回スーパースター王座決定戦」は28日、トライアルの2戦目を終了した。

 2日目のSSトライアル戦11Rは青山周平(伊勢崎=36)が3周3角で前を走る永井大介(川口=43)と佐藤摩弥(川口=28)の2車をまとめてさばいて快勝。初日に続く連勝ゴールを駆け抜けた。

 続く12Rは1枠の鈴木圭一郎(浜松=26)がトップSを切って、そのまま8周回を押し切る独走劇。V最有力候補とみられている青山と鈴木が順当に結果を残し、機力、乗りっぷりともに他とは違う充実ぶりを見せつけた。

 16人の中で唯一の女子レーサー佐藤は11Rで2着と好走。青山に抜かれてから、2番手を行く永井を6周回でさばいて、ポイントアップに成功した。「初日に失敗しているので、その分も(ポイントを)取り戻せたかな。これは大きいですね」としみじみと振り返った。序盤戦を終えて5、2着となり平均得点は6・0で6位。2年連続ファイナル進出へ望みをつないだ。

 11Rで1着の青山とは31期同期ということもあり「青山クンは別格だし、勝てないだろうけど、自分の中では上出来ですよ」とレースリプレーを見終えた後、笑顔で語っていた。