
伊勢崎オートの「第42回東京スポーツ杯」は24日、良走路で初日の予選が行われた。後半10~12Rに登場したSS級勢では青島正樹(浜松=48)が11Rで3着に入り準決進出を決めたが、12Rの地元・西原智昭(伊勢崎=41)は6着、10Rの緒方浩一(山陽=35)は5着と不発、予選敗退となった。
V戦線をリードすると思われたS級選手が苦戦し混迷ムードになりそうだが、注目したいのは最後方から追い上げて1着を奪取した浜野淳(山陽=45)だ。
初日8R、スタートして着実に攻め上げ前をさばき、5周1コーナーで逃げる横田翔紀(伊勢崎=20)を抜いて先頭に立ち、後続を突き放してゴール。好発進を決めた。
試走は3・26秒、上がりタイムは3・373秒と好時計。「エンジンは(前節の)山陽のまま。その山陽よりいいかな」と笑顔を見せる。
前節の山陽GI・スピード王決定戦では優出(5着)した。「山陽の初日から(伊勢崎初日までの)6走、まったく同じセッティングで走っている。進んでくれるし、悪くない」とマシンのポテンシャルは高い。
ただ、満足はしない。「もう少しトルクを出して、止まるほうが気持ちよく乗れる」と話し「キャブの調整はやってみる。たとえ準決が3着になったとしても、調整して納得した状態で走りたい」と妥協しない。
SG4V、GI5Vの実力者。現在はA級だが底力はある。25日、2日目の準決勝戦10Rに登場するが、再度の追い込みに期待だ。
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