【川口オート・SG日本選手権】森且行 最後まで練習の努力実った「神様はいますね」

2020年11月03日 20時06分

レース仲間から胴上げされた森且行

 川口オートのSG「第52回日本選手権オートレース」は3日の最終日、第12Rで優勝戦(10周戦)を行い、人気レーサーの森且行(川口=46)が、波乱の一戦を制し、4回目の挑戦でうれしいSG初優勝を決めた。通算では32回目の優勝。2着には金子大輔(浜松=40)、3着は高橋貢(伊勢崎=49)が入線した。人気を背負った鈴木圭一郎(浜松=25)は落車(他落)に終わった。

 悲願達成の時が訪れた。レースは鈴木が1コーナーの先手を取るが、森も好スタートで2番手につける。「見せ場をつくらないことにはと思い、スタートは1、2番手しかないと思った」。この願った通りの展開が勝利につながることになる。

「(鈴木)圭一郎のペースが上がらずついていけた」と追走するが、動きがいい荒尾聡(飯塚=39)に差され3番手に後退。「やばいと思った」という。

 だがレースは予期せぬ展開に。6周回で首位争いをする鈴木と荒尾が落車のハプニング。前がいなくなり、森が先頭になった。

「滑ってきつかった。最後の2周はコースがメチャクチャになった」と、思いもよらぬ展開の中、タイヤの滑りと格闘しながら必死で走り、追いすがる金子をしのいで先頭を守った。

 事故レースということもあり、素直に喜び爆発とはいかないが、戴冠奪取、それも欲しかった日本選手権のタイトルに「神様はいますね」と表情も緩む。

「新人に負けないくらい整備や練習は欠かさずやってきた」という自負がある。この日も「優勝戦のメンバーの中で最後まで練習した」と諦めなかった。そのひたむきな努力が結果につながった。

 これで年末のSGスーパースター王座決定戦のトライアル出場が決定。「とりあえず優勝戦に乗れるようにしたい」とキッパリ。年末の活躍も楽しみになってきた。