【伊勢崎オート・GIムーンライトチャンピオンカップ】雨で実力者が次々敗退…混戦で浮上の〝追い巧者〟松尾啓史「晴れでもいい状態」

2020年09月12日 22時21分

注目の松尾啓史

 熱戦を展開する伊勢崎オートのナイターGI「第27回ムーンライトチャンピオンカップ」は12日の4日目、準決勝戦が行われた。

 湿走路となった準決勝は波乱続き。4連覇を目指していた早川清太郎(伊勢崎=38)や鈴木圭一郎(浜松=25)、永井大介(川口=43)に中村雅人(川口=39)といった実力者が敗退となった。

 準決勝戦の第9RからはGI初優出となった吉田恵輔(伊勢崎=40)と松尾啓史(山陽=41)、第10Rは谷津圭治(伊勢崎=42)と木村武之(浜松=43)、第11Rは、こちらもGI初優出の小林瑞季(川口=29)に高橋義弘(川口=37)、第12Rでは笠木美孝(浜松=51)と2着に入った青山周平(伊勢崎=35)が、それぞれ優勝戦に駒を進めた。

 13日の最終日第12Rで行われる優勝戦の枠番は以下の通り(名前の次はハンデ位置)。
 
 1 吉田恵輔 10

 2 小林瑞季 10

 3 谷津圭治 10

 4 高橋義弘 10

 5 笠木美孝 10

 6 木村武之 10

 7 松尾啓史 10

 8 青山周平 10

 早川や鈴木、永井、中村らが不在。マシンの状態はいい青山が地元GI初Vが見えてきたが、魅力なのは追い巧者の松尾だ。

 準決勝戦9R、好スタートで1角3番手につける。2周回で2番手に上がり、逃げる吉田を追いつめるが僅差の2着で優出を決めた。

「スタートが良かったのがすべて。まぐれですね」と笑う。

 伊勢崎の湿走路は、選手間では「滑るし1本道。行ったもの勝ち」という声が多く、抜きづらい走路。それだけに「1コーナーで少しでも前にいないとダメと思った」と話し、その狙い通りとなった。

「上出来ですね。インコースの雨(の走法)を練習していたので」。ぶん回して外コースを走ることが好みの松尾にとって、内側しかグリップしない走路は合わない。だが、勝つために自分と違うスタイルの走りを練習していたことがここで実った。

 これで前節の川口・キューポラ杯に続いてGI連続優出となった。

「前回は優勝戦で調整を失敗した(結果は6着)。今回はしっかり合わせたい。晴れでもいい状態ではある」と仕上がりいいマシンを武器に闘志を燃やす。優勝戦、まずは試走に注目だ。