好メンバーが揃った伊勢崎オートのナイターGI「第27回ムーンライトチャンピオンカップ」が9日開幕。初日第1Rでは走路温度も53度まで上がり、走路もレースも〝熱い戦い〟となった。

 その初日の第6Rで好走を見せたのは木村武之(浜松=43)だ。8番手スタートからしっかり前をさばき、4周3角で先頭に立つと、後続を振り切って1着、好発進を決めた。

 レース後は「いいですね」と笑顔も出た。「試走は重くて進まない感じがしたけど、レースではいい方に変わった。今までは試走が良く、レース後半がダメだった。それが逆転した感じ」と実戦でいい動きが出るマシンとなった。

 前節の川口・キューポラ杯も優出し3着。「消音マフラーでも悪くなかったし、エンジンのベースはいいと思う」と心配がないのは大きい。

「ここから、どれだけ上積みができるかですね」と早速、調整に着手。気配は良く2日目も再度好走の期待がかかる。