川口オートのナイターGI「キューポラ杯」は30日の最終日、第12Rで優勝戦を行い、早川清太郎(伊勢崎=38)が大会初Vを決めた。GIは7回目、通算では33回目の優勝。2着に中村友和(浜松=31)、3着に木村武之(浜松=43)が入線、鈴木圭一郎(浜松=25)は4着に終わった。

「スタートは、もう少し行きたかったけど8番手ではなくて良かった」と7番手の位置だった。それでも「試走からフィーリングは良かった。エンジンも感じは良く、自分がミスさえしなければと思った」と強力マシンを武器に着実に前を抜き、番手を上げる。先を走る中村に追いつき、最終周の1角で差して先頭を奪い、そのままゴールした。

「今日は優勝できたし満点」と振り返った。

 このキューポラ杯は準優勝が3回と、なかなか取れなかったタイトル。それだけに「やっと取れた」と表情も緩む。

 また、これまでのGIタイトルは地元・伊勢崎でのもの。今回初めて他場でのGI制覇となったことに「地元とはまた違って格別な喜びがある」と話した。

 来月9日からは地元でGI・ムーンライトチャンピオンカップがある。現在3連覇と好相性の大会で、このデキなら4連覇も夢ではない。