川口オートのナイターGI「キューポラ杯」28日の3日目、内山高秀(伊勢崎=40)が準々決勝戦の第6Rで1着をもぎ取った。

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メートルオープンの7番車。好スタートを決め1コーナーは藤波直也(浜松=28)、藤岡一樹(山陽=41)に続く3番手に付けると、3コーナーで「ここしかないと思った」と2車の内に切り込み、先頭を奪う。まさに〝蝶のように舞い蜂のように刺す〟速攻劇をを披露し快勝した。

 初日(5着)、2日目(6着)と精彩を欠いたが動きは一変。「全然良くなかったので、キャブを調整したら良かった。全体的に軽くなって粗さもなくなった。上デキ」と良化したことに笑顔がこぼれた。

 足周りも「今節初めて使ったタイヤだけど、跳ねがない」と不安はない。先日、地元の伊勢崎で行われたSG・オートレースグランプリで優出(6着)したように、調整が合えば活躍できるエンジンの底力はある。スタートも、勝負時には切れている。準決勝戦も軽視はできない。