厩務員にとって名誉な消費税納税

2012年10月13日 12時00分

 

 

 

 

 現在の5%から8%、さらに10%まで税率が上がることが決定した消費税。じつはJRAの賞金も消費税の適用対象で、内税として処理されていることをご存じだろうか。

 

 

 すなわち1着賞金1000万なら952万の賞金と48万ほどの消費税といった具合で、賞金を獲得した関係者は税務署に消費税を納税しなければならないのだ。ちなみに以前短期免許で活躍していた某外国人騎手が来日しなくなったのは、所得税は進上金から源泉徴収されていたものの、消費税は一切納税していなかったことが発覚したからだという。(もっとも彼の母国には源泉徴収というシステムがなく、日本の税金はすべて源泉徴収で事足りていると理解していたようだ)。

 

 

 さて、消費税は年間1000万以上の収入(売上)で納税義務が発生するのだが、微妙な立場なのが賞金の5%を進上金として受け取る厩務員。厩務員は調教師に雇われたサラリーマンなので、消費税の納税義務が発生するのは進上金だけで年間1000万以上、すなわち担当馬が年間2億円以上賞金を稼いだ場合(それ未満なら益税となって納税の必要がない)。

 

 

 担当馬が年間2億円稼ぐという厩務員は、かなり少数の存在。金銭的には面倒なのだが、消費税を納めなけばならないのは活躍馬を担当している証拠でもある。東西の厩務員のなかで年間に数人だけという消費税納税は、非常に名誉なことのようだ。

 

                【ニュース提供:特ダネ競馬ニュース+β】