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【気象馬券】「寒冬」明けは関東馬?


競馬のクラシックロードが第72回桜花賞(8日=阪神芝外1600メートル)でいよいよ開幕する。各馬がステップレースを戦ったここ数か月、特徴的だったのは不順な天候。昨年暮れから今年2月にかけ、豪雪ニュースが頻繁に報道されたのは記憶に新しい。その印象通り、平成に入って平均気温が最も低く、冷え込みの厳しい冬だった。これがサラブレッドに与える影響は? グレード制が導入された84年以降、寒冬明けとなった桜花賞全7レースを徹底検証した。

 寒冬は関東に通ず? ヘタなダジャレになったが、データを集積すると目につくのは、寒い冬を乗り越えた年の関東馬の強さである。
 グレード制導入後の28回の桜花賞で関東馬はわずかに5勝。数々のGⅠで最も関西有利の舞台であることを数字は物語る。それがどうだ。寒冬明けの桜花賞7回のうち実に3回を美浦所属馬が勝っているのだ。
(85年・エルプス、86年・メジロラモーヌ、06年・キストゥヘヴン)
 山沿いにあり降雪確率の高い栗東のほうが、より寒冬の影響を強く受けるため? 実際に因果関係を読み解くのは難しいが、今年も桜花賞トライアルは関東馬が全勝。データ通りの戦況となっているのは興味深い。
 寒冬明けの桜花賞で目立つポイントがもうひとつ。人気薄の“亜流”組の活躍だ。
 96年ファイトガリバー(10番人気)はアネモネS3着で優先出走権(2着以内)を逃し、抽選をパスしての出走。06年キストゥヘヴン(6番人気)はGⅢフラワーCの勝利で賞金を加算、昨年のマルセリーナ(2番人気)はオープン・エルフィンSからの直行だった。
 今年は紅梅S以来、3か月ぶりの出走となるサウンドオブハートが異色の存在。阪神JF3着の実績がありながら人気面に跳ね返っていない。寒さに強い関東馬でもあり“気象派”はぜひマークしたい。
 
 ※寒冬(かんとう)とは過去30年間の平年値に比べて気温の低い冬のこと。平年値は10年ごとに更新され、現状の最新値は1981〜2010年のもの。

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