ゼロワンの17周年記念大会(4日、東京・後楽園ホール)で、ノアの天才・丸藤正道(38)が大暴れした。

 大谷晋二郎(45)と組んで日高郁人(45)、宮本裕向(35)組と対戦。パートナーの大谷とは互いにチョップで意地の張り合いを続けた。さらにリングサイドに駆けつけた星川尚浩(43)の必殺技「流星キック」(コーナー最上段からの延髄斬り)を大谷と競演すると、最後は日高を虎王から不知火につなげて勝利した。

 2001年3月2日のゼロワン旗揚げ戦(東京・両国国技館)に出場し、オープニングマッチを務めたのが丸藤だった。試合後は、その時の対戦相手だった星川とも握手を交わし「こんなに目立ちたがり屋の先輩(大谷)はいない。ボクもキャリアが上になってきたけど、こういう先輩と時を過ごせて良かった」と約5年8か月ぶりの参戦を振り返った。

 大谷から「また触れてみたい。組むのも戦うのも大歓迎」と呼びかけられると「もちろん。ゼロワンさんとは切っても切れないのは、ボクが一番分かっている。声をかけてもらえたらいつでも」と応じた。

 そのまま午後5時30分開始のノア清水大会に出場するため、東京駅へ向かった。