元IGFはぐれ軍団の将軍岡本(34)が13日、ゼロワンの「風林火山タッグトーナメント」制覇を誓った。

 吉江豊(43)とのコンビですでにトーナメント準決勝進出を決めている岡本は、この日の新木場大会で4対4イリミネーション戦に出場。ハートリー・ジャクソン(37)を岩石落としで沈めて勝利したが、なぜか表情は冴えなかった。

「最近、いろいろあったんです。はあ。どすこい…」。原因はいつものように人間関係だ。「覇愚霊(はぐれ)組」として行動をともにしてきた鈴木秀樹(37)とたもとを分かったという。9月から10月に行われた大日本プロレス「最侠タッグリーグ戦」出場が決まった際からすれ違っていた2人は、結局その後もどうでもいいモメ事を重ねて解散に至った。“悪魔仮面”ケンドー・カシン(49)と分裂した時から何も成長していなかったわけだ。

 鈴木から一方的に解散を突き付けられたという岡本は「結局は私がダメ人間なんです。でも吉江さんと風林火山で優勝して新たな一歩を踏み出したい」と前を向いた。だが運命は皮肉だ。この日のセミでは、その鈴木と佐藤耕平(40)のNWAインターコンチネンタルタッグ王者組が1回戦を突破。23日後楽園大会の準決勝(決勝も同日)で激突することになったからだ。

「いろいろありますが、とにかく勝ちます…」と岡本に覇気はない。一方の鈴木は「やるのは嫌です」と出場ボイコットまで示唆した。今後も不透明だが、元IGFはぐれ軍は本当に面倒な連中ばかりなので、元凶となった悪魔仮面には責任を取っていただきたい。