ゼロワン炎の戦士・大谷晋二郎(45)が17日、引退する邪道・大仁田厚(59)に“餞別”のベルトを贈ることを誓った。

 19日の超花火プロレス岐阜・多治見大会で2人は爆破王タッグ王者の田中将斗(44)、TARU(52)組に挑戦する。これまで数試合の電流爆破マッチ出場経験はあるものの、大谷が爆破タイトル戦に出場するのは初となる。

 異例の出陣について大谷は「ボクには分かるんです。引退が迫った大仁田さんが最後にあのベルトを巻いて引退したいと思っているなって。今の王者組からベルトを奪えるのは大仁田、大谷組しかいないでしょ!?」と説明した。

 ゼロワンと大仁田は2012年8月から5年間、協力関係を築いてきた。大谷は感謝の念を抱いており、10月いっぱいでリングを去る邪道に最後の恩返しをしたい気持ちが強いという。

 この日の新木場大会ではタッグ戦でTARUと前哨対戦すると、鉄パイプで右足を痛打され、相手セコンドにパウダー攻撃まで食らってしまった。それでも執念で自軍を勝利に導いた。

「また復帰するとか言われるけど、あの大仁田厚が『今度こそ最後』と言ったのを何度も聞いた。ボクはその言葉を信じているからこそ、ベルトを取りたい」と強調した大谷。爆破タイトルへ一直線だ。