ゼロワン真夏の祭典「火祭り」28日の東京・芝大会で、昨年度覇者の小幡優作(33)が佐藤耕平(39)を撃破。2年連続で優勝決定戦(30日、後楽園ホール)進出を決めた。

  公式戦最終試合に臨んだ小幡だったが、苦しい展開が続いた。耕平のエルボーと強烈な蹴りに防戦一方となり、やっと決まったミサイルキックも単発に終わる。それでも10分過ぎ、攻め疲れた耕平に2度の丸め込み技を仕掛けて最後はサムソンクラッチでクルリ。大逆転勝利を決めると「一方的な試合だったけど関係ない。3つ(カウントを)取ったのはこの俺!」と胸を張った。

  これで首位の田中将斗(44)と勝ち点31で並び、優勝決定戦で激突することになった。だが火祭り期間中、セコンドとして小幡を見守った後見人の“恐竜”こと高岩竜一(45)は「ダメだね。負けっぷりはいいけど、勝った試合では火祭り覇者のオーラが全くない!」とバッサリ。田中戦は真価を問われる一戦となりそうだ。