ゼロワンは3日、恒例となる「奉納プロレス」(26日、東京・靖国神社)の会見を同地で行い、13選手が出席した。

 メーンでは世界ヘビー級王者の佐藤耕平(39)に悪の弾丸児・田中将斗(44)が挑戦することが決定。1年前の靖国大会で同王座を戴冠し、これが4度目の防衛戦となる耕平は「今回もしっかり防衛して、チャンピオンとして君臨したい」と表情を引き締めた。

 しかも田中は極悪軍団「ブードゥー・マーダーズ(VM)」入りし、これまでの対戦とは異なるシチュエーションになる。「田中さんの強さは十分体で分かっている。VMに入ったのは田中さんなりの考えがあったと思うので、どうのこうの言うつもりはない。もともとハードコアとかこなせる選手なので、警戒しなくちゃいけない相手」と話した。

 一方の田中は「ここ最近、シングルのベルトに縁がなかったけど、VMに入ったのでどんなことをしてもベルトを取りたいと思う」と不敵に予告。VMの総帥・TARU(52)も「田中をVMに口説いたのはプロレス界のベルトを全部コレクションしようと思ってな。この業界で名を上げるには、それが一番手っ取り早いやろ!? 田中にはドンドン手に入れてもらって、VMの名前を上げてもらわんと。まあ、そういうこっちゃ」と期待をかけた。

 このほかレジェンド選手権が行われることも決まり、王者の大谷晋二郎(44)に高岩竜一(44)が挑戦する。