リアルジャパンプロレス(RJ)新レジェンド王者となりながら、翌日から欠場に追い込まれたゼロワンの大谷晋二郎(44)が12日、現状を報告した。

 大谷はRJ10日のディファ有明大会で船木誠勝(47)を撃破。王座奪取を果たしたが、試合後から目まいなどの症状が続いたため、翌11日の超花火静岡・東伊豆町大会を欠場。12日に検査を受けたところ「頸椎捻挫」「右肩腱板損傷」「右上腕骨大結節骨折」と診断され、医師から「2週間の安静」を言い渡された。近日中にも脳の精密検査を受ける。

 大谷は「試合中どこかでいい蹴りをもらって記憶が途切れ途切れになった。さらに手足に痛みとしびれがある中(フィニッシュの)ドラゴンスープレックスでブリッジが崩れ、首に船木選手が乗っかって衝撃が走りました…」と説明。無意識のうちに王座奪取を果たしたのだから、やはり根っからのプロレスラーと言うしかない。

 さらには「自分の体と相談しながらになるが、何とか20日には間に合わせたい」と力説。この日は初出場が決まった「天下一jr.トーナメント」が東京・新宿フェイスで開幕するからだ。

 1回戦で竹田誠志(31)と対戦する大谷は「天下一jr.は何としても成功させないと…。頑張って治療して、今週末にもう一度医師の判断を仰ぐ」と祈るように話した。執念で早期回復を果たし、奇跡の初優勝を決められるか。