ゼロワンの佐藤耕平(38)が19日、盟友に火祭り刀をささげることを誓った。

 真夏の祭典「火祭り」で史上3人目の連覇を狙う耕平だが、ここまで田中将斗、大谷晋二郎、浜亮太、小幡優作の4人に敗れており、どうにも調子が出ない。14日の新木場大会では小幡に敗れると、保持していた世界ヘビー級王座返上を表明。現在、会社側がベルトの処遇を協議している。

 不振の理由については「気付かないうちに、自分の技に慢心があった。予想外のことも多く、研究されていると思った…」と唇をかみしめる。それでも逆転優勝を果たして火祭り刀を手にし、再びベルトを巻かなければならない理由がある。

 大日本プロレスでコンビを組みBJW認定タッグ王座を保持する石川修司(40)が、DDTのビッグマッチ8月28日両国国技館大会でKO―D無差別級王座挑戦が決まったからだ。耕平は「火祭りを優勝して、パートナーにいいプレッシャーを与えたい」と誓いを立てている。この日の新潟大会では将軍岡本に快勝。勝ち点25で全日程を終えた。優勝決定戦(31日、後楽園)進出は厳しい状況だが、盟友のためにも最後まで諦めるつもりはない。