ゼロワン真夏の祭典「火祭り」13日の東京・新木場大会で、元3冠ヘビー級王者の浜亮太(36)がKAMIKAZE(44)を下して公式戦初勝利を挙げた。

 開幕戦(8日、名古屋)は将軍岡本(32)に敗れて黒星発進。その後は大日本プロレスの北海道巡業に3大会出場し、元横綱曙(47)とタッグを組んだ。これで気分一新できたのか、序盤の猛攻を耐え抜くと、225キロのランニングボディープレスで圧殺した。

「待望の初日が出たのでホッとしてます」。7月からフリーとなり、今回が初出場となる火祭りでは、結果を出したい理由がある。「電流爆破を1回はやりたい。ロマンですよ」。2012年8月に曙が初めて電流爆破戦に挑んだ際はセコンドに就いており、自分も危険な戦場に身を投じたいと熱望していた。しかも超花火プロレスはゼロワンを運営するファースト・オン・ステージ社が手掛けていることから、チャンスはグッと近づいた。

「目標は伝説のタッグチームになることッス。そういうスパイスも必要」と曙との名タッグ「SMOP」での爆破マッチ出撃を夢見る浜。超巨漢が新境地へと向かう。