ゼロワン真夏の祭典「火祭り 2015」が16日、東京・後楽園ホールで開幕。2013年度覇者のジェームス・ライディーン(24)が大谷晋二郎(42)を一蹴した。不祥事で一度は契約解除となった“問題児”は態度を増長させまくった。

 ライディーンは団体への暴言などが問題となり、昨年度の火祭りは不参加。“追放”に近い形でゼロワンを去っただけに、今回の参戦には一部選手からは拒絶反応もあった。しかし、再来日が決まってからは「光栄です」と殊勝なコメントを貫いてきた。

 だが…。この日の試合では、2年前と同じ力任せの荒っぽい攻撃に終始。大谷社長から文字通りの「鉄拳制裁」を食らう場面もあったが、最後は強引なラリアートでなぎ倒すと、高角度投げ捨てパワーボム。対戦相手への敬意など一切見せずにサッサと引き揚げてしまった。

 ライディーンは「今日までおとなしくしていたが、一度日本に入れればこっちのもの。地位も名誉も金も女もすべて手に入れてやる!!」と態度を豹変。悪態交じりに再び火祭り刀を手中に収めると豪語した。一方の大谷は「どんな言葉を並べたって負け惜しみにしかならない…」と肩を落とすばかり。誰かが問題児の暴走を止めるしかない。