ゼロワン真夏の祭典「火祭り2015」(16日、後楽園大会で開幕)のブロック分け抽選会が2日に行われ、参加12選手中9選手が出席した。

 Aブロックは世界ヘビー級王者の佐藤耕平を筆頭に、田中将斗、KAMIKAZE、将火怒、小幡優作。Bブロックには昨年大会覇者の崔領二のほか、W―1チャンピオンシップ王者の鈴木秀樹(35)、大谷晋二郎、TARUが入った。欠席した関本大介、ジェームス・ライディーン、火祭り実行委員会推薦選手の3人は後日抽選が行われる。

 会見でひと際存在感を放っていたのは、2年連続2度目の出場となる鈴木だ。同ブロックの大谷からは「ワクワクする戦いができるのは鈴木選手」と言われ、反対ブロックの耕平からは決勝戦で戦いたい相手の一人に指名された。だが、現在マット界で最も勢いのある鈴木はそんな歓迎モードをバッサリ切り捨てる。

「今の自分はW―1とIGFでエースとしてやっている。ゼロワンはアットホームになっているけど、俺に仲間意識を持ってもらうと困る。勝負しにきたんだし、全員が敵。いい勝負をするつもりはない。ぬるい空気をブチ壊す」と予告。すでに2団体の改革に乗り出している男が15回目となる祭典をかき回しそうだ。