“炎の戦士”こと大谷晋二郎(48)率いる「ゼロワン」が17日、東京・千代田区の靖国神社で、27日に開催される奉納プロレス「大和神州 ちから祭りスペシャル ~プロレスオールスター 大チャリティー祭り~」の公開記者会見を行った。

 東日本大震災から10年の節目に迎える今大会は被災者、また新型コロナウイルス禍で奮闘する医療従事者の支援を目的として開催され入場料は無料。これに賛同した全日本プロレスやノアなどの20団体、54選手が集結する一大イベントとなった。

 工藤めぐみGM(51)は「いまだに不安な毎日を送っている方がたくさんいる中、私たちに何かできることはないかと考えた。20団体のご協力を頂いて、改めて人のつながりの強さを感じたので、これまでのチャリティー活動の集大成を見せたい」とあいさつ。

 大谷は「毎年の心配は天候だが、今日天気の神様から『晴れ確定でございます。桜も満開よ』と電話が来たので大丈夫。プロレスラーはリングの上で生き様を見せるもの。その姿を見て負けてたまるかと思っていただけるような大会にしたい」と意気込みを語った。

 同大会では“ミスター女子プロレス”こと神取忍(56)が井上京子(51)と組み、ジャガー横田(59)、ダンプ松本(60)組と「女子プロレス レジェンドタッグマッチ」で激突。会見に出席した神取は「奉納プロレスには興味があったのでうれしい。日本を元気にするのはプロレスと信じているので、このメンバーで伝説を残したい」と腕をぶした。

 なお入場無料イベントとして開催されるが、来場者には「押忍デジタル入場パス」の登録を義務付け、500円以上の募金をお願いする。また椅子席などの観戦特典がある個人スポンサーも同時に募集しているという。個人スポンサーの受付期間は23日まで。