ゼロワンの1日後楽園大会で、世界ヘビー級選手権は挑戦者の佐藤耕平(42)が火野裕士(35)を破り、ベルト奪取に成功した。体重120キロ同士の超ヘビー級による一戦は、ノーガードでの頭突き、エルボー、ラリアートの応酬が続いた。骨のぶつかり合う音を後楽園ホールに響かせると、最後は必殺の原爆固めで3カウントを奪った。

 試合後は極悪軍団ブードゥー・マーダーズのクリス・ヴァイス(35)が新王者を襲撃。「奉納プロレス」(29日、東京・靖国神社)でのV1戦が決定的になった耕平は「しっかり挑戦を受けて、ベルトの重みを感じさせる」と豪語。また来年の両国大会に向けて「チャンピオンとして迎えたいのはもちろん、火祭りや風林火山、いろんなものを狙いながら戦いたい」と長期政権を誓った。