猪木氏が58年ぶり靖国奉納プロレス登場 破壊王の思い出語る「一番かわいいやつだった」

2019年10月26日 15時50分

アントニオ猪木氏(左)と大谷晋二郎

“燃える闘魂”アントニオ猪木氏(76)が26日、ゼロワン恒例の「奉納プロレス」(東京・靖国神社)に登場した。

 ゼロワンの奉納プロレスは、今回で17回目の開催になる。もともとは1961年に日本プロレスが一度開催したものだが、2005年4月10日、当時ゼロワン代表だった橋本真也さん(故人)が提唱し「大和神州ちから祭り」として復活した。以降、恒例イベントとして毎年行われている。

 61年の奉納プロレス当時、新人だった猪木氏は田中忠治とのシングル戦と8人参加バトルロイヤルの2試合に出場。現代の奉納プロレスのリングに上がるのは初となる。

 58年ぶりの奉納プロレスのリングに猪木氏は「俺も60年9月にデビューして、その翌年に力道山の奉納試合があって、そこに出たことがありまして。いろいろ昔を思い出してみたら、こういうこともあったなと思いますよ」と懐かしそうに話した。

 さらに「今は少し歩くとつまずくのでステッキをついてますけどね。そうすると『どうしたんですか、つえなんてついちゃって』って言われるんです。そしたら横にいた女の子が『キャー、“ステッキ”なおじさん!』ってね。ムッフフ…」と渾身のアントンジョークを炸裂させた。

 続けて「2か月くらい入院して足腰がちょっと弱まりましたけども、まあしょうがないな。ジャイアント馬場さんも、元気だった選手たちもみんな旅立っていってしまいました。“まあ、しょうがないな、いつかは旅立っていかないといけないな”なんて思っていたら、2か月ほど前に女房にも先立たれてしまいまして。元気を売り物にしてきましたが、体は痛いし首は痛いし」。

 それでも「でも、もうひと踏ん張りしないといけないなと。人はですね、歩みを止め、挑戦を諦めた時に年老いていくんです」と話すとファンから大歓声が上がり「今すごいことに挑戦して、世界を変えてやるぞと。プラズマという新しいエネルギーというか。1万5000度、2万度という温度が一瞬で消えちゃう。それが実用化されるところまできています」とぶち上げた。

 最後に、ゼロワンを立ち上げた橋本さんについて「橋本は一番かわいいやつだったんですけど。蝶野、武藤とで3バカトリオと言ってましたが、みんな、それぞれいいところを持っていて。橋本には魂があったので。そういう意味では、その魂をこれからも引き継いでほしいです」と力を込めると、渾身の「1、2、3、ダー!」で締めくくった。

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