【WWEレッスルマニア】中邑 王座奪取ならず乱心!AJに裏切りの金的攻撃

2018年04月09日 12時38分

AJ(左)に敗れた中邑(C)2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【ルイジアナ州ニューオーリンズ8日(日本時間9日)発】当地のメルセデス・ベンツスーパードームで行われた世界最大プロレス団体WWEの祭典「レッスルマニア34」で“ロックスター”中邑真輔(38)がWWE世界王者AJスタイルズ(40)に敗れ、日本人初のWWE世界王者の誕生はならなかった。

 今年1月の「ロイヤルランブル」を制覇し祭典でのWWE王座挑戦という、過去の日本人レスラーで類を見ない大舞台に立った中邑。新日本プロレス2015年1月4日東京ドーム大会以来となるAJ戦は、祭典のセミ前で実現した。中邑の入場曲「ライジング・サン」がギター・ドラム・バイオリン楽団によって奏でられると、祭典歴代6位となった7万8133人の観衆が大合唱。その光景は壮観の一言だ。

 運命のゴングは米国時間21時48分。中邑はWWEマット初解禁となるランドスライドを決めるなど積極的に攻め立てる。AJのフェノメナール・フォアアームをカウント2で返すとスワンダイブ式火の鳥弾は剣山で迎撃して反撃を食い止め、後頭部へのキンシャサ・ニー・ストライクからヒザを連射していく。

 さらにリバースパワースラムでAJを投げ飛ばした中邑は、ここで勝負に出る。しかし満を持して繰り出した必殺のキンシャサをかわされると、そのままAJに捕らえられ、悪夢のスタイルズクラッシュを被弾。まさかの逆転3カウントを許し、祭典での王座奪取を逃してしまった。

 互いに認め合っていたライバル・AJに敗れた中邑は試合後のリング上でひざまずきベルトを献上…するかとみせかけて、何と裏切りの金的攻撃。会場が騒然とするなか、場外でもキンシャサ弾を浴びせAJをKOするご乱心ぶりだった。

 これ以上ない舞台が整い、日本プロレス史上最大の大一番とも言われた今回の祭典。しかし頂点への道はかくも険しく、トリプルスレッド戦を含め自身6度目となる挑戦でもWWE王座戴冠はならなかった。WWWF時代の1964年2月に故ジャイアント馬場さんがブルーノ・サンマルチノに挑んでから実に54年2か月。日本プロレス界の悲願は、限りなく達成に近づきながら、またもお預けとなった。