【WWE】AJを手玉に…中邑が寸止めキンシャサ弾

2018年03月29日 16時30分

中邑(左)はAJを「中邑ワールド」に引きずり込んだ(C)2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【ペンシルベニア州ピッツバーグ27日(日本時間28日)発】中邑が一気に主導権を握った。WWEのスマックダウン(SD)大会で“ロックスター”中邑真輔(38)が、祭典「レッスルマニア34」(4月8日、ルイジアナ州ニューオーリンズ)で挑戦するWWE王者AJスタイルズ(40)を「中邑ワールド」へ完全に引きずり込んでしまった。

 先週の大会でルセフ軍からAJを救出した中邑は、この日シェルトン・ベンジャミン(42)と対戦。試合前にAJの控室を訪れ「先週は心配したよ。今日は君の存在が必要なんだ。セコンドに就いてくれないか?」と懇願した。王者は困惑の表情を浮かべつつ試合に立ち会った。

 ベンジャミンのコーナーにはパートナーの元SDタッグ王者、チャド・ゲイブル(32)がセコンドに入り、何度も妨害行為に出る。しかしその都度AJが排除。中邑は軽快な動きでセカンドロープからのジャンピングヒザ蹴りを決めると、最後は必殺のキンシャサ・ニー・ストライク(ボマイェ)でベンジャミンを沈めた。

 中邑はAJをリングに招き入れるや「ありがとうAJ。でも助けは必要なかったな。今日は俺がどうやって君を倒すのかを見せたかっただけだよ~ん」と踊るようなステップで王者に告げたからビックリだ。さすがにあきれたAJは「俺は日本人じゃないし、マインドゲームは必要ない。遊ぶつもりもない。祭典でSDは俺がつくった戦場だということを証明する!」と真剣な表情で宣戦布告を放った。すると中邑は「ほら、君は感情的になりすぎなんだよ…」と冷酷な笑みを浮かべてリングを去った。 

 この後、敗戦チームがAJを襲うと中邑が戻って2人を蹴散らす。そしてなんとAJに向けてキンシャサ弾を発射。本能的にAJはディフェンスの態勢に入るも、これはフェイントだった。ヒザを寸止めした中邑は、またもや踊るようなステップで「このヒザを、この顔に!」と王者の頭をなでると風のように消えた。立場のないAJは歯ぎしりして中邑の背中を見送るのみ。祭典まであと12日。手玉に取られた格好のWWE王者は、どう反撃に出るのか。