【カリフォルニア州ロサンゼルス4日(日本時間5日)発】WWEのロウ大会で、看板チームのザ・シールド(ローマン・レインズ、セス・ロリンズ、ディーン・アンブロス)がサモア・ジョー(38)の陰謀により、ロウタッグ王座奪還に失敗した。

 ロリンズとアンブロスは11月6日大会でスマックダウン(SD)勢が乱入した際、混乱に乗じたシェイマス(39)、セザーロ(36)組に王座を奪われた。その直後にレインズがインターコンチネンタル王者となるや、今度はジョーが挑戦を表明して、状況は一気に混乱した。

 この日の王座戦では王者組の暴走で一度は反則裁定に終わるも、カート・アングルGMの命令で即再戦に。ところがここにジョーが乱入してアンブロスをチョークスラムでKO。すぐにレインズが救出に駆け付けたが、場外に逃げたジョーを追っている間にシェイマスがアンブロスに追撃のキックを決める。そのまま半失神のセザーロにカバーを譲り、王座を防衛してしまった。

 完全復活したシールドに面倒な敵が増えた格好だが、その一方ではカートGMの“隠し子”ジェイソン・ジョーダンが第1試合でレインズに惨敗。父のカートにロウ残留を懇願するも、ジョーに蹴散らされるトホホなドラマもあった。全面対抗戦からわずか1か月。人間模様が再びややこしくなったまま、ロウは2018年に突入する。