【カリフォルニア州サンノゼ18日(日本時間19日)発】WWEのロウ大会でカート・アングルGM(48)の“隠し子”ジェイソン・ジョーダン(28)がシングル初戴冠の大チャンスを得た。

 ロウは24日にPPV大会「ノー・マーシー」(カリフォルニア州ロサンゼルス)を控えるが、インターコンチネンタル王者のザ・ミズ(36)はいまだにカードが組まれていない。王者に猛抗議されたGMは「メーンでジョーダン、ハーディー・ボーイズ(ジェフ&マット)、イライアスによる挑戦者決定戦を行う」と決定した。

 ところがミズは「お前のバカ息子以外にも実力者はいくらでもいる。そのチャンスを奪うつもりか?」と糾弾。するとジョーダンが猛ダッシュで現れ「これ以上パパの悪口を言うならボクが許さないぞ!」とタンカを切った。結局、この4人にミズ一派のボー・ダラスとカーティス・アクセルを加えた6人で決定戦が行われた。

 ここでジョーダンが底力を発揮。ミズが乱入してジェフの足を引っ張るスキに、リフトアップ式ネックブリーカーでアクセルをKO。挑戦権を獲得した。「やったよパパ!」とジョーダンが涙目になる間もなく王者のミズが襲いかかる。隠し子はひるまずフロントスープレックス連打で反撃するも、ミズ一派の総攻撃を浴びてしまい、スカルクラッシングフィナーレ(フルネルソン式顔面砕き)で大の字となった。

 勝ち誇る王者は「バカ息子よ、よく聞け。ノー・マーシーが終わっても俺は王者のまま、GMはGMのままだろう。だがお前は永遠にバカ息子のままだ!」。もちろんパパのカートGMが黙っているはずもなく、親子による反撃は必至だ。