【ルイジアナ州ラファイエット12日(日本時間13日)発】WWE・ロウ大会で、ビーストとサモアの怪力男が危険な初遭遇を果たした。

 次回PPV大会「グレート・ボールズ・オブ・ファイア」(7月9日、テキサス州ダラス)では“ビースト”ブロック・レスナー(39)のWWEユニバーサル王座にサモア・ジョー(38)が挑戦する。ジョーは先週、レスナーの代理人、ポール・ヘイマン(51)をコキーナクラッチで絞殺。この日はレスナーとヘイマンがリングに上がり、報復を宣言した。

「あんな技、レスナーには通用しない」と罵声を浴びたジョーはリングインすると、正面からビーストをにらみつける。両雄は一歩も引かず大乱闘に。ジョーがパンチを見舞うと、レスナーはタックルでコーナーに押し込む。これ以上は危険と判断したカート・アングルGM(48)が血相を変えてロッカールームの全選手を呼び寄せ、乱闘を制止した。止めなければどちらかが失神するまでケンカは続いただろう。

 ジョーはなおも突っかかり、レスナーは5人に押さえつけられ鬼の形相で引き揚げた。王座戦では一気に遺恨が爆発しそうだ。