【ペンシルベニア州ウィルクスバリ5日(日本時間6日)発】WWEのロウ大会で、サモアの怪力男が制御不能の大暴れを見せた。

 前日のPPV大会「エクストリーム・ルールズ」で5WAY戦を制し、WWEユニバーサル王者“ビースト”ブロック・レスナー(39)への挑戦権を得たサモア・ジョー(38)の勢いが止まらない。この日の冒頭ではレスナーの代理人ポール・ヘイマン(51)が登場して「失望した。お前が挑戦者になるとは最悪だ」と罵声を浴びせた。

 するとジョーはコキーナクラッチでヘイマンを絞殺。「レスナーに伝えろ。次にこの苦痛を味わうのはお前だ」と、次回PPV大会「グレート・ボールズ・オブ・ファイア」(7月9日、テキサス州ダラス)へ向けて王座強奪を宣告した。

 メーンでは“キングスレイヤー”ことセス・ロリンズ(31)もコキーナクラッチで一蹴。ロウに吹き荒れるサモア旋風。まさかの王座奪取も夢ではなくなってきた。