【英国・ロンドン8日(日本時間9日)発】WWEのロウ大会が行われ、エースのローマン・レインズ(31)が“巨獣”ブラウン・ストローマン(33)に猛反撃。巨獣のWWEマット制圧へ待ったをかけた。

 4・30PPV大会「ペイバック」では巨獣に3カウントを奪われ、左肩まで負傷させられたレインズ。だがストローマンも凶行が過ぎたのか、この一戦で左腕を負傷していた。カリストとの再戦が組まれるも、三角巾で腕を固定してリングに上がり「俺は負傷している。こんな試合をする必要はない。レインズも逃げた。俺の標的はレスナーだけだ」と豪語してリングを去ろうとした。

 しかし振り返りざまにカリストにビッグブーツを見舞うと、殴る蹴るの暴行。ここでレインズのテーマが鳴り響き、大歓声が爆発する。レインズも左肩をガッチリテーピングしているものの、いきなりの蹴りからスーパーマンパンチ3連打でダウンを奪う。場外でも巨獣の左腕を鉄柱にぶつけ、イス連打を見舞った。

 防戦一方のストローマンは客席から会場外へ逃亡。暴れ放題だった巨獣が、ここまで弱々しい表情で背中を向けた光景は記憶にない。WWEユニバーサル王者の“ビースト”ブロック・レスナー(39)との対戦へ一直線の巨獣だったが、レインズとの決着戦は必至となってきた。